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うつ病によくみられる9つの症状


うつ病の代表的な症状

うつ病の女性

うつ病になると、精神や身体に様々な症状が現れ始めます。ここでは代表的な症状について紹介いたします。

憂うつな気分

うつ病の人は、気持ちが沈んでいることがよくあります。このような状態を「抑うつ(よくうつ)状態」といいます。
「気分が晴れない、やる気が出ない」と思い悩んでいるのです。
こうした症状は午前中にひどく、午後から夕方にかけて改善してくることがよくあります。憂うつな気分を感じているときに、イライラ感が強くなって怒りっぽくなったりすることもあります。
それが性格の問題と間違われて、うつ病の症状であることに気付かれないことがあるので、注意しなくてはなりません。

興味や喜びの喪失

これまで楽しんでできていた趣味や活動にあまり興味を感じられなくなった状態です。

何をやっても面白くないし、「何かをやろう!」という気持ちさえ起きなくなってきます。友達と会って話すのが好きだったのに、会ってもおもしろくないし、かえってうっとうしくなってきます。音楽を聴くのが好きだった人が、好きな音楽を聴いても以前のように感動したり楽しさを感じたりできません。性的な欲求 や興味も低下してきます。

このように何をやってもおもしろくないので、外の世界との接触を避け自分の世界に引きこもるようになってきます。その変化の様子は、まわりの人から見れば、「今まであんなに楽しそうにやってたのに…なんで止めちゃったんだろう?」と不思議に思えてきます。

睡眠障害(不眠または過眠)

うつ病では不眠がよく現れます。寝つきが悪くなるだけでなく、夜中に目が覚めて寝つけなくなったり、朝早く目が覚めてしまったりするのです。悪夢にうなされることもよくあります。

と くに朝早く目が覚めるのはうつ病に特徴的で、「午前三時症候群」と呼ぶ人もいます。いつもよりずっと早く目が覚めてしまうのです。しかも、うつ病にかかっ ている人は、このように早く目が覚めたからといってすぐに起きあがれるわけではなく、布団のなかで悶々と思い悩んでいることがよくあります。

逆に、夜の睡眠が極端に長くなり、日中は寝てばかりいるといった過眠症状が現れることもあります。

食欲の減退または増加

一般にうつ病では食欲が低下してきます。一方、それとは逆に食欲が高まることもあり、また、甘い物など特定の食べ物ばかりほしくなることもあります。

食欲がなくなった人は「何を食べても、砂を噛んでいるようだ」「食べなくてはいけないと思うから、口の中に無理に押し込んでいる」と訴えることがよくあります。あまりに食欲がなくなって、一ヶ月に4〜5kgも体重が減少することもあります。

疲れやすさ・気力の減退

ほとんど身体を動かしていないのにひどく疲れたり、身体が重く感じられたりすることがあるのもうつ病の症状の一つです。

気力が低下して何をする気もおきなくなりますし、洋服を着るといった日常的なことにさえ時間がかかるようになります。何とかしなくてはならないと気持ちだけは焦るのですが、それをするだけのエネルギーがわいてこないのです。

思考力や集中力の低下

注意力が散漫して、集中力が低下してくることがあります。そのために仕事や学業の能率が悪くなり、成績が落ちたりするようになります。

また、決断力が低下して、大したことでなくてもあれこれ考えて何も決められなくなります。

中 年の人は、自分がボケてきたのではないかと心配していたりします。また、高齢者の場合には実際に痴呆のように見えることがあります。しかし、真の痴呆と 違って、抑うつ状態による痴呆様の症状は治療によって改善するために、仮性痴呆と呼ばれています。 しかし、逆に、痴呆状態がうつ病と間違えられることもあるので注意が必要です。

精神運動の障害(強い焦燥感)

うつ病になると、ほかの人から見てもすぐにわかるほど身体の動きが遅くなったり、口数が少なくなったり、声が小さくなったりすることがよくあります。

ま た、逆に、じっと座っていられないほど焦燥感が強くなり、イライラして足踏みをしたり、落ち着きなく身体を動かしたりするようになることもあります。この ように焦燥感が強くなっているときには、つらさを何とかしたいと焦って話し続けたりしますので、表面的には元気そうに見えてしまい、うつ病だと気づきにくいので注意しなくてはなりません。

強い罪責感

うつ病になると、ほとんど根拠なく自分を責めたり、過去の些細な出来事を思い出しては悩んだりするようになります。

一 つのことをくよくよ考え込んで、何回も何回もほかの人に確認をしたりするようになることもあります。こうした状態が進むと、会社のプロジェクトがうまく進 まないことや、不況のために会社の成績が落ちていることまで自分の責任のように思えたり、不況になったことまで自分のせいだと妄想的に思いこむようになることもあります。

自殺への思い

うつ病になると、気持ちが沈み込んでつらくてたまらないために死んだ方がましだと考えるようになってきます。欧米の研究では、入院が必要なほどのうつ病にかかった人の約15%が自殺で命を落としていることがわかっています。

うつ病のときには自分の気持ちを抑える力が弱くなっていますから、普通のときなら考えられないような思い切った行動をすることが多くなるのです。

一般的には、うつ病が少し良くなったときに自殺の危険性が高くなるといわれています。

気分が沈み込んで何をする元気もなくなっているときには、死のうと思ってもそれを実行に移すだけの元気さえ出てきません。しかし、少し症状が良くなると、死にたいと考えれば、その気持ちをすぐに行動に移せるようになります。

こうしたときには本人の気持ちとまわりの人の考えとが食い違いやすくなっています。症状が良くなってくると、外見上は元気に見えるようになるので周りの人は安心してしまうのですが、抑うつ症状が強かった時の、辛い記憶は簡単に消えないために、本人は良くなったという自覚を持てないことが多いからです。こうした食い違いがあると、本人は誰にもわかってもらえないと絶望的になり、自殺を考えやすくなります。


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